社民党 戦後80年の総理談話避けるのは「逃げの姿勢」

2025年08月01日 06:25

 石破茂総理の続投が続けば8月15日の総理自身の認識を示す意見が気になると歴史修正主義者らが総理退陣を求める一つの要素にもなっているという見方がある。一方で、社会民主党は「総理談話を出さないのは、自民党内の対立を避けようとする逃げの姿勢だ」と総理談話への総理の対応を逃げ腰とした。

 社民党は30日までに「日本の敗戦から80年を迎える今年の8月15日。石破茂首相は、日本社会党首班の村山富市内閣以降10年刻みで閣議決定してきた首相談話の発出を見送り、首相の私的諮問機関がつくる首相個人のメッセージを発表する意向だ」と1995年以来、10年ごとの総理談話は半ば慣例化してきた旨を発信した。

 そのうえで、1995年当時、総理だった村山談話について「村山談話は日本によるアジア諸国への植民地支配と侵略戦争の『国策の誤り』を認め、謝罪する内容であり、アジア平和外交の指針として高く評価され、その後の歴代内閣が継承してきた」と強調した。(編集担当:森高龍二)