企業団体献金「自民・立憲の党首同士で協議へ」

2025年08月05日 06:39

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石破茂総理は4日の衆院予算委員会で立憲民主党の野田佳彦代表から企業献金を巡る「政治改革」について、党首同士で直接、落としどころを協議していきましょうと提起された

 石破茂総理は4日の衆院予算委員会で立憲民主党の野田佳彦代表から企業献金を巡る「政治改革」について、党首同士で直接、落としどころを協議していきましょうと提起され「そのようにさせて頂きたいと思います」と明快に答えた。議場から「ほぉ~」とストレートな答弁に声が漏れるほどだった。

 石破総理は「第1党、第2党の党首同士が真摯に議論することは大きな意義がある」と応じた。野田氏は「具体的に協議していきましょう」と両党首が意見の一致を見た。

 この日、野田氏は「政治改革とりわけ『裏金問題』の解明は十分できていない。またこうした問題の根絶の処方箋として『政治資金規正法の改正案』について、我々は『企業団体献金禁止』を言っている。これについて自民案がないから(国会で)延長戦になったが、今年、(自民党から)出てきたのは『透明度を増していこう』というものだった」と指摘。

 野田氏は「サッカーで言えばPK戦で決めるしかない(ところに来ている)。比較第1党と第2党で真摯に協議し、結論を得、各党に賛同を呼びかける。その落としどころを一緒に協議していきませんか」と提案した。石破総理はこれに答えた。(編集担当:森高龍二)