F35Bの配備、オスプレイ移駐も完了 防衛省

2025年08月14日 07:35

 防衛省は12日、陸自佐賀駐屯地へのV-22オスプレイ全17機の木更津駐屯地からの移駐を完了したと発表した。また国内で初めて「F-35B」3機が新田原基地に配備された。

 中谷元防衛大臣は「F-35Aと異なり、短距離離陸、垂直着陸を行う機能も有しており、様々な事態において、より柔軟な運用が可能となっております。F-35Bの配備は我が国が航空優勢を獲得・維持する上で必要不可欠なものであり、重要な意義をもつ」と語った。

 防衛省は我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増しており、南西地域を含む島嶼防衛能力の強化は我が国の防衛にとって喫緊の課題などとし「今般のオスプレイの佐賀駐屯地への配備は相浦駐屯地等、近傍に所在する水陸機動団の部隊と一体的に運用できる体制を構築することで南西地域を含む島嶼防衛能力の強化を実現し、我が国の抑止力・対処力を高める上で極めて大きな意義を持つ」と強調。

 防衛省は「災害救援や急患輸送の観点からも有益」としている。そのうえで「南西地域を含む島嶼防衛能力の強化について、引き続き、しっかり取組んでいく」としている。(編集担当:森高龍二)