中谷元防衛大臣は8日の記者会見でF-35Bの新田原基地(宮崎県)配備について「具体的な時期は調整中」とし「今年度中を予定している。新田原基地でのF-35Bによる垂直着陸訓練実施は地元から厳しい指摘もいただいており、どのような負担軽減が可能か検討しているところ」と述べた。
そのうえで「現時点では具体的な負担軽減内容やそれ示せる時期を答えられる段階ではないが、検討結果が得られた暁には地元に説明をさせていただく」と語った。
また9日佐賀空港西側に開設の佐賀駐屯地に陸上自衛隊のV-22オスプレイが配備されることの意義について「相浦駐屯地(長崎県)など近傍に所在する水陸機動団の部隊と一体的に運用できる体制を構築し、南西地域を含む島嶼防衛能力の強化を実現する上で極めて大きな意義を持つ」と強調した。
あわせて「災害救援、急患輸送の観点からも有益」とし「オスプレイの安全性については累次の機会に確認し、安全性を確保して運用している」と語った。(編集担当:森高龍二)