15日は敬老の日、総務省によると日本の人口に占める65歳以上の人口は29.4%と前年より0.1ポイント上昇し、過去最高になった。65歳以上の人口は3619万人。内訳では男性1568万人、女性2501万人。65歳以上で就業している人は930万人。
このうち100歳以上の高齢者は9万9763人で前年度に比べ4644人増えた。男女別では男性1万1979人、女性8万7784人。女性が全体の88%を占めていた。
100歳以上の高齢者は老人福祉法が制定された1963年には153人しかいなかった。1998年に1万158人と初めて1万人を超え、2020年に8万人台、22年に9万人台、23年9万2千人台、24年9万5千人台、今年は10万人近くにまでなった。
人口10万人あたりで100歳以上の高齢者比率が高かったのは島根、高知、鳥取、鹿児島、熊本、長野の順。低かったのは埼玉、愛知、大阪、千葉、東京の順。
国内最高齢者は奈良県大和郡山市在住の賀川滋子さん、114歳。市が厚労省に伝えた情報では賀川さんは「ご自宅生活。目がいいので普段はテレビを見たり新聞を読んだり。デイサービスでは書道も。産婦人科医、内科医として80歳過ぎまで活躍、往診でたくさん歩いて足が強いことが今の元気の源。毎日3食きちんと食べ、決まった時間に寝起きしている」。(編集担当:森高龍二)