地方創生伴走支援の意義と思いを強調 石破総理

2025年10月02日 09:08

 石破茂総理は1日、地方創生伴走支援制度報告会・全体中間報告会に出席し「(官僚が地方に)溶け込み、一緒に汗をかくということであって、アフリカとかアジアの開発もそうなのですが、一緒に笑って、一緒に泣いて、一緒に汗流さないと誰も共感しないよねということと思う」と伴走型地方創生の本質を冒頭に語った。

 石破総理は「どうしても霞が関と地方には断絶はあるのですよ。行ってみられるとよくわかると思うし、地方のいろんな方々、役場職員さんからしてみると、本省に行くというのは大変なことであってね。もう本省の係長さんなんて雲の上もいいところでね、みたいなところがあって」と感覚的なところを語った。

 また「都市には都市の幸せがあり、地方には地方の幸せがあるのだけれども、地方において『毎日幸せだよね』と実感してくださる方をもっと増やしていかないと、この国の人口減少は止まらんということだと、私は本当につくづく思っておるところでございます」と語った。

 石破総理は「地域における産業育成・民主導のまちづくり、政府関係機関、企業の地方移転、広域リージョン連携制度、ふるさと住民登録制度、新技術をいかした豊かな生活環境の整備、継続して取組んでいく必要がある」と強調した。(編集担当:森高龍二)