ビール酒造組合が８月のビールの市場動向をまとめたところによると８月下旬の天候不順が響いて前年同月割れになった。特に瓶ビールは前年同月比９．９％のマイナスになっていた。
ビール酒造組合が組合加盟のサッポロ、サントリー、アサヒ、キリン、オリオンの大手５社からの報告データをもとに１２日まとめたところによると、ビールの市場は前年同月比で６．３％減。１月から８月の累計で３．９％のマイナスになった。
８月の国産ビール類出荷量は２６万８８００キロリットル、輸入量は４３６キロリットルで、総量では２６万９２３６キロリットルとなり、前年同月に比べ国産ビールで１万８０６８キロリットル減少、輸入ビールも１２８キロリットル減少した。
これを、瓶・缶・樽（タンク）の容器別でみると、缶が全体の４５．５％を占め、樽（タンク）が３４．４％、瓶は１７．１％に留まった。
（編集担当：福角忠夫）
