自民党は15日、結党70周年を迎え「日本の政治をしっかり前へ進めてまいる決意」との党声明を出した。
声明では政治とカネ問題で大きな政治不信を招いたことに触れ「わが国の発展に微力ながら寄与できたことを誇りに思う一方で、政権を担う中で与党としての緊張感を失い、国民の信頼を損なう事態を招いたことについては、猛省しなければなりません」と陳謝。
そのうえで「二度と同じ過ちは繰り返さない、とここに強く誓い、再び国民の皆様から信任をいただけるよう、党一丸となって取り組んでいく覚悟です」と記している。
声明では「現在我々は大きな歴史の転換点を迎え、自由主義経済や国際秩序は大きく揺らぎ、大規模な自然災害、人口減少・少子高齢化、AIやサイバーといった様々なリスクが増え、将来の不確実性が高まっている」と説明。
自民党は「将来の『不(ふ)確(たし)かさ』を『可能性』に変え、一人ひとりの思いに寄り添いながら、国民の命や暮らしを守り抜くとともに、国の未来に責任を持つ政党として政策を着実に推進し、自助を尊重しつつ共助・公助で支え合う日本らしい社会を、国民と共に創ってまいります」と支持を求めた。(編集担当:森高龍二)













