KDDI、仏トータルイマージョンとARコンテンツ事業で提携

2011年09月12日 11:00

 KDDIは、仏Total Immersion S.A.(以下:トータルイマージョン)とAR(Augmented Reality:拡張現実感)を活用したコンテンツ事業において業務提携を行うことを9日に発表した。

 今回発表された業務提携によってKDDIは、トータルイマージョンが持つ画像認識エンジン「D’fusion」のマーカーレストラッキング技術(2次元バーコードなどの読み取りセンサーを使用せず、直接画像を認識できる技術。撮影する対象にセンサーがつけられない場合や撮影場所が狭い場合でも画像を認識することが可能)を活用し、認識精度・速度・安定性に優れたARコンテンツの提供を目指す。

 一方、トータルイマージョンは、アメリカをはじめとした世界的な事業展開を推進していく中で日本での事業拡大を検討してきましたが、今回、3,000万以上の顧客基盤を持ち、さまざまなARコンテンツを提供するKDDIとの資本提携によってアジアにおいてさらなる事業拡大を目指すことを決定した。

 事業展開の第一弾としてKDDIは、従来から共同でARを活用したコンテンツ事業を推進してきた頓智ドットへ「D’fusion」の技術を提供し、同社がさまざまな企業との連携によるアプリケーションなどのARコンテンツを提供することを伝えている。