観光庁の旅行・観光消費動向調査の詳細分析で宿泊観光旅行での消費単価は全体的に男性が高く、特に30代男性では5万8188円と全年齢層で最も高いことが分かった。50代男性(5万6141円)、70代男性(5万622円)も5万円を超えていた。
女性では50代が4万9438円で最も高く、次いで30代(4万7024円)、20代(4万5510円)、10代(4万4510円)の順だった。
一方、日帰り観光旅行では70代の女性の消費単価が最も高く、2万8811円と全体で2番目に多い50代女性(1万9716円)を大きく引き離していた。
観光庁では「宿泊観光の消費単価は全体的に男性が高く、日帰り観光では女性による消費が旺盛で、宿泊・日帰りの人数、消費額のボリュームゾーンは60代の女性との傾向が分かった」としている。
観光庁が男女別、年代別などの詳細分析を行ったのは初めて。旅行・観光消費動向調査は今年1月から3月期の速報をベースに分析した。
(編集担当:福角忠夫)