ロート、新ブランド「白茶爽」から「白茶洗顔」を発売

2011年09月08日 11:00

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美容意識の高い女性たちから注目されているお茶洗顔料。ロートは新ブランド「白茶爽」から「白茶洗顔」を発売した。

 2010年におけるスキンケア市場は全体で9,724億円であった。商品のジャンル別では、1位が化粧水の2,570億円、2位が美容液の1,926億円、3位が洗顔料の1,292億円で、特に洗顔料の市場がここ2、3年で伸長しており(2010年が2007年の約109%、富士経済化粧品マーケティング調べ)、大きな比重を占めるまでに成長している。

 そんな洗顔料市場の中で現在、美容意識の高い女性たちから注目されているのがお茶の成分を配合した洗顔料だ。ロート製薬の調査によると、お茶洗顔料の認知率は91%(n=618)で、使用意向も55%(同)と高い。しかし、実際の使用経験率は21%(同)とまだまだ低く、「関心はあるもののまだまだ未購入」という人が多いことが分かる。理由として考えられるのは、お茶洗顔料の販売ルートとして通信販売が大きな比重を占めており、ドラッグストアなどで気軽に購入するという流れが確立されていないこと。同じく同社の調査によって、通常の洗顔料のユーザーに比べてお茶洗顔料ユーザーの方が「洗顔料を大切だと思う」と答えた人の割合が高く、洗顔料への意識が高いこともうかがえる(n=921)。

 そんな中、ロート製薬は31日、同社初のお茶スキンケアブランド「白茶爽(しろちゃそう)」を立ち上げ「白茶洗顔」を発売した。同製品は、近年美容意識の高い女性から注目されている貴重なお茶の成分”白茶エキス”に加えて、高純度茶カテキン、天然由来のドクダミエキス、ユズ果実エキスを配合したブランドである。「白茶洗顔」は好みによって選べるように、固形石鹸とチューブタイプの練り石鹸の2種類を準備。どちらも豊かな泡立ちと爽やかな洗い上がりが特長で、肌のうるおいを守りながら洗うたびにくすみを落とし、白肌感のある明るい肌に導いてくれる。

 商品をリリースするにあたり、同社はプロモーションとして女優の麻生久美子を起用したテレビCMを展開。注目を集めるお茶洗顔料市場での認知度の拡大を図る。