野田佳彦総理は6日、総理官邸で各府省庁の事務次官らに対し、野田内閣としての決意を語るとともに、「(みなさんの)公のために尽くそうという志を改めて確認し、公のために存分に力を発揮して頂きたい」と協力を求めた。
野田総理は、この中で特に2つの危機をあげ、原発事故の収束を含めた東日本大震災の復旧・復興のため、第3次補正予算案にしっかり対応頂きたい、と3次補正への取り組みを特に強調。放射能物質の除染問題や妊婦・子どもの健康管理についても触れ、対応に全力であたるよう求めた。
また、もうひとつの危機として、世界経済をあげ、円高、デフレ対策に万全を期していかねばならないとした。
野田総理は訓辞の最後に「やるべきことはやるとの姿勢を貫徹していきたい」とし、そのために「みなさんの全力をあげてのサポートを」要請した。