エイジング世代の女性は、肌や体型と同じようにヘアケアに関する悩みも多く抱えており、中でも、最近では薄毛に対する悩みが増えているという。実際に、ロート製薬が独自に行った調査(n=25509)にて「髪の毛が薄くなってきたと感じる」と回答した人の割合は、30代の女性で20%(男性34%)、40代の女性で37%(男性37%)、50代の女性で43%(男性41%)と年々増加しており、50代では男性を上回るレベルとなっているから驚く。
そんな現在の状況において、女性用育毛剤の市場規模は年々伸び続けてはいるものの、その金額は年間約93億円と男性の市場の約3分の1程度。同社の調査によって分かった「女性の育毛剤の使用率」がわずか14%(n=391)であることとともに、悩んでいる人の多くが対処法を知らない、という現状が浮き彫りになっている。
そんな中、ロート製薬は30年以上にわたる育毛剤研究の成果として、エイジング世代特有の悩みに応える化粧品ブランド「50の恵」より「養潤育毛剤」を31日に発売した。同商品には3種類の有効成分「ニンジン抽出液」、「パントテニルエチルエーテル」、「グリチルリチン酸ジカリウム」と、独自開発の「コラプラス」をはじめとした50種類の養潤成分を配合した薬用育毛剤で、髪の成長環境をサポートし、髪の成長を助ける。さらに、継続して使いやすいよう、アルコールの配合量を抑えてマイルドな使用感にし、女性の手にフィットしやすいボトル設計と製剤が地肌に届きやすいジェットタイプのスプレーを採用している。
抜け毛や髪の毛のボリュームの減少に悩む女性が”気軽に”育毛剤を使えるようにするため、既存のブランドのラインアップに加える形で発売された「養潤育毛剤」。成長を続ける市場の中でどういった反応を得るのか、そして市場全体が今後どのような成長を見せるのか、注目が集まる。