ロート製薬は、同社のプレステージブランドであり、製薬会社の先進的技術を応用した百貨店専用スキンケアブランド「episteme(エピステーム)」より、これまでは外用剤への配合が難しかった「PQQ(ピロロキノリンキノン)」を世界で初めて配合した美容液「エピステーム Cデュアルエナジー」を3日に発売する。同商品は、年齢を重ねることによって表れる「深層だるみ」に根本から挑むエイジングケア美容液で、肌の深くに働きかけ、うるおって年齢を感じさせないハリや弾力のある肌へと導く。香りには、癒し効果のあるローズを採用している。
肌の奥深くから起こるたるみ「深層だるみ」は、「顔についた枕の跡がなかなか消えない」や、「フェイスラインがぼやける」といった、年齢を重ねた女性特有の悩みを引き起こす。そして、この「深層だるみ」に影響を与えているのが、年齢を重ねることによって、皮膚の細胞を生み出す力が衰えて皮膚が薄くなることや、肌の弾力を生み出す真皮のコラーゲン等の繊維密度が低下し、真皮が”すかすか”な状態になる「肌粗しょう現象」だ。
「エピステーム Cデュアルエナジー」を開発・発売するに至った背景には、年齢を重ねることによって進行する肌老化について、原因の8割を占めるともいわれている「光老化」だけでなく、残りの2割の「ひ薄化(肌が薄くなること)」をはじめとした「自然老化」も無視することができない、という考えがある。そんな中、同社はエイジングケアに関する新しい着眼点として自然老化が影響する「肌粗しょう現象」に着目。細胞レベルからの長年の研究の末、「PQQ」を配合した初めての外用剤を開発した。「PQQ」は、食品では納豆や豆腐等に含まれる成分で、体に必要だが体内で作ることはできないビタミン様物質で、体全体の細胞エネルギー代謝を促進することで知られている。アメリカでは脳機能改善を目的としたサプリメントが発売されているが、技術的な問題から外用剤配合された実績はこれまでになかった。
同商品は、それぞれPQQと糖化に着目した2種類の液体がボトルの中に分けて入っており、使用する直前に新鮮なまま混合する「2液混合タイプ」を採用。実際に使用してみると、混ぜ合わさった2液がしっかり肌に浸透し、肌がふっくらと弾力を増したように感じ、翌朝には深部から湧き上がるようなハリ感を実感できた。
「エピステーム」は、2010年よりアジア展開を行っており、現在は上海、北京、天津、成都等の7店舗の百貨店および直営店(上海新天地)を展開しているグローバルブランドで、今後も順次店舗数を拡大する予定である。尚、今回発表された「エピステーム Cデュアルエナジー」は国内5ヵ所の百貨店および「The epistemeスキンケアサロン」にて販売される。