菅直人総理は30日、内閣総辞職に伴う談話を発表した。
菅総理は総理としての最後の談話で、社会保障・税一体改革について、成案をまとめたことをあげ「この問題は先送りできない。与野党の議論を通じ改革が推進されることを心から希望する」と特に重視してきた意識を表し、原発、エネルギー問題より先にこの課題に触れ、次期内閣に託す意思を示した。
次いで、震災の復旧・復興と原発事故収束に向けた取り組みを一層推進されることを期待するとし、これらの問題について「全閣僚が持てる力の全てを挙げて誠心誠意取り組んできた」としながら、「新内閣の下で大震災から日本が力強く再生することを願ってやまない」と期待を込めた。
(編集担当:福角忠夫)