政府は東北電力管内、東京電力管内での大口電気需用家に対する使用制限措置について、電力需給に見通しがたったとして30日、東日本大震災の被災地や新潟・福島豪雨の被災地にある大口需用家に対する使用制限は「9月2日を最後に終了する」と発表した。
また、東京電力管内の大口需用家に対する使用制限についても9月22日までとしていた当初の予定を前倒しし、9月9日で終了することにした。枝野幸男官房長官が発表した。
ただ、こうした措置をとる一方で、9月中下旬に残暑が戻る可能性もあることから、昨年のピークに比べ15%需要抑制の努力目標は残すとしており、経済産業省では「無理をしない範囲で節電に取り組んでほしい」と言っている。
(編集担当:福角忠夫)