大日本印刷(以下:DNP)は、カーボンフットプリント(以下:CFP)マークの普及に取り組んでおり、今回、企業の社内報では初となるCFPマークの使用許諾を、DNPグループの社内報『DNP Family』で取得。同報は年4回、約4万部がDNPグループ社員に配布されており、CFPマークを表示した最新号は8月31日に完成する予定だという。
CFPとは、製品の原材料調達から生産、流通・販売、使用・維持管理、廃棄・リサイクルまでのライフサイクル全体で発生する温室効果ガスをCO2量に換算し、マークを使ってその排出量をわかりやすく表示する仕組み。近年のCO2排出量削減の流れを反映し、2009年から経済産業省と関係省庁が「CFP制度試行事業」としてCFPマークを表示する仕組みを運用しており、2012年中には国際規格も制定される予定だという。
DNPはこれまで、自社のパンフレットや報告書でCFPマークの使用許諾を取得。今回、自社の社内報にCFPマークを表示することで、その普及を率先して推進する姿勢を示すとともに、業務や日常生活において地球環境に配慮した行動をとることを「あたりまえ」のことと考えられるよう、環境に対する社員の意識向上にもつなげていく。
(編集担当:宮園奈美)