NEC、関西第二データセンターのサービス開始を発表

2011年08月23日 11:00

 NECは22日、開設を発表していた「NEC関西第二データセンター」がサービスを開始したことを発表した。

 「NEC関西第二データセンター」は、西日本地区のデータセンターの需要増に応える主力データセンター整備の一環として開設されたもので、クラウドサービスの提供だけでなく、顧客システムの預かりにも対応可能なハイブリッドなデータセンターだ。災害リスクの低い立地で、停電時に無給油で48時間以上給電可能な自家発電設備や、2回線受電方式(本線予備線受電方式)を含む冗長化された電源設備を設置しており、セキュリティ面では、生体認証と不正通行を防止するシステムによる厳重な入退出管理を実現。公益財団法人 金融情報システムセンター(FISC)発行の「金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準」の設備基準に準拠している。

 NECはこれまで、クラウドサービスを提供する中核拠点として、全国10ヵ所の「主力データセンター」を強化し、拡充。さらに、自治体や地域企業からのアクセスを重視した、地域密着型で信頼性の高いデータセンター機能を提供する現在全国44ヵ所の「地域データセンター」の整備も、各地域のパートナーとともに行ってきた。