日経平均最高値圏で何が起きる NISA投資の判断軸

2026年04月25日 06:53

画・ディスプレイ関連部材。OLED関連で拡大。LCD関連で縮小傾向。

株価が高いと買えない?NISA投資で考えるべき「タイミング」の正体

今回のニュースのポイント

日経平均は5万9,000円台の史上最高値圏:2026年4月24日の終値は5万9,716円18銭となり、6万円の大台を目前にした歴史的高値圏にあります。

新NISAを通じた個人マネーの流入が継続:口座数は2,800万件を超え、若年層を中心に投資信託の買付額が過去最高水準を記録しています。

高値圏でも資金流入が続く背景:159円台の円安や企業ガバナンス改革を背景に、海外投資家の買い越しが相場を下支えしています。

「価格」よりも「時間」に注目する動き:一括投資のタイミングを狙うのではなく、制度の恒久性を活かした「時間分散」が投資家間で意識される傾向があります。

 日本の株式市場が歴史的な局面を迎えています。2026年4月24日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は5万9,716円18銭を記録し、終値ベースでの史上最高値を更新しました。前日23日の取引時間中には初めて6万円の大台を突破しており、かつてない高値圏を推移しています。こうした状況下で、新NISA(少額投資非課税制度)を利用する投資家の間では、参入や継続のタイミングを慎重に見極めようとする姿勢が広がっています。

 データによれば、新NISA開始から2年以上が経過し、NISA口座数は2,800万口座を突破しました。特に20代から30代の新規参入が目立ち、投資信託の買付額は過去最高水準にあります。株価が上昇を続ける中で、投資家の間では期待と警戒感が交錯する局面となっています。

 高値圏でも資金が流入し続ける背景には、1ドル=159円台後半という歴史的な円安を追い風にした企業収益の拡大と、それを見込んだ海外投資家による継続的な日本株買いがあります。為替市場では159円台半ばから後半での推移が続いており、円安背景の業績期待が相場を支えています。加えて、東京証券取引所によるPBR改善要請などの企業改革が進み、日本株の構造的な評価見直しが進んでいることも、相場の後押しとなっています。

 NISAでの資産形成を考える際、市場では「価格」の推移以上に「投資期間」の活用が注目されています。日経平均の推移を振り返れば、2023年の3万円台回復から2024年のバブル期高値突破、そして現在の6万円到達に至るまで、過去の推移では高値を更新し続けた局面もありました。新NISAは非課税枠が恒久的に利用できる制度であり、特定のタイミングに依存するのではなく、長期的に市場に居続けることの重要性が改めて指摘されています。

 史上最高値圏にある現在は、ボラティリティ(価格変動幅)が激しくなりやすい側面もあります。こうした局面では、一括投資よりも毎月一定額を積み立てる「時間分散」の手法が、価格変動リスクを平準化するアプローチとして意識される傾向があります。

 今後は、株価の乱高下の中で積立投資の持続性をいかに維持できるかが焦点となります。高値圏だからこそ、制度の仕組みを理解し、じっくりと時間を味方につける視点が、将来に向けた資産形成の鍵を握ることになりそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)