菅直人総理は10日開かれた衆議院決算行政監視委員会で、自らの総理としての退陣時期について「法案2つ(再生可能エネルギー特別措置法案、特例公債法案)と2次補正が成立したときが(退陣条件として)一定のメドが立ったときと言ってきた。今も変わっていない。2つの法案が国会で審議されている中で(時期をいうのは)ふさわしくない。成立した時には、言葉をきちんと実行に移したい」と述べ、2法案成立をもって勇退するとの考えを改めて強調した。
東順治衆議院議員(公明党)が今国会の会期末を8月31日に控え「いつ、総理を辞めるのか、明言する時期にきている」と質したのに答えた。
特例公債法案は民主・自民の国対委員長会談で、参議院での審議入り日程などが決まり、8月26日に成立する見通しになった。また、再生可能エネルギー特別措置法案についても今国会会期内に成立する見通しで、2法案が成立次第、菅総理は退陣表明をすることになる。
(編集担当:福角忠夫)