日経平均、前場2100円超高 AI・半導体株主導で6万1000円台回復

2026年05月21日 11:40

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21日前場の日経平均株価は61945円34銭となり、前日比2140円93銭高と急反発しました

今回のニュースのポイント

21日前場の日経平均株価は61945円34銭となり、前日比2140円93銭高と急反発しました。前日の米国市場で主要3指数が大幅上昇した流れを受け、東京市場でも買い戻しが加速しました。前日に6万円を割り込む急落となっていた反動に加え、AI関連や半導体投資への期待が再び市場心理を押し上げています。

本文
 21日前場の東京株式市場で日経平均株価は急反発し、前場終値は前日比2,140円93銭高の6万1,945円34銭となり、一気に6万1,000円台を回復しました。前日の急落から一転し、米国株高の波及を受けて投資家心理が大幅に改善した形です。

 背景には、前日の米国市場でダウ工業株30種平均が648ドル高、ナスダック総合指数が381ポイント高と主要3指数が大幅反発した流れがあります。AI関連への買い戻しやハイテク株の上昇が米市場に安心感をもたらし、東京市場でも投資家の買い意欲が急速に回復しました。

 また、東京市場では「急落後の反動」も鮮明です。前日は746円安と急落して6万円の大台を割り込んでいたため、短期筋の売り一巡感から押し目買いや海外資金の回帰が促され、売られすぎの修正が一気に進みました。データセンター需要や世界的な半導体投資、通信インフラや電力需要増といった、AI関連需要の拡大という中長期テーマが改めて市場を支えています。

 一方で、前日の急落から本日の急反発へと、市場のボラティリティ(価格変動幅)は高まっています。金利への警戒感や円安、地政学リスクなども燻るなか、足元の値動きは荒い相場展開となっています。

 市場は今後、単なる期待先行から実際の利益成長や企業業績、設備投資、さらにはGDP(国内総生産)といったマクロ経済の実績を重視する段階へと入りつつあります。前日の急落から一転して大幅な買い戻し局面となった東京市場ですが、今後は「期待だけで買われる相場」から、「利益成長を伴う企業」が選別される局面へ移行していくことになりそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)