為替市場 しっかり注視する必要あり 菅総理

2011年08月04日 11:00

 菅直人総理は3日、総理官邸で開いた経済情勢に関する検討会合であいさつし、与謝野馨経済財政政策担当大臣はじめ枝野幸男官房長官ら関係閣僚に対し「内外の経済リスクに対する対応力を高めていく必要がある」と語るとともに「為替市場については動きをしっかり注視していく必要がある」と語り、こうした観点を重視して政策対応にあたるよう協力を求めた。

 菅総理は「日本が東日本大震災の復旧・復興の途上にあり、ある意味、新たな成長に向けて、これを生かしていかねばならない」とし、震災復興が日本のあらたな成長につながる政策になるよう、関係閣僚に思いを伝えた。

 また、日銀に対しては「政府と緊密な連携を保ちつつ、金融面から経済を下支えして頂きたい」と、オブザーバーとして検討会合に出席していた白川方明日銀総裁に期待を語った。
(編集担当:福角忠夫)