凸版、環境配慮型POP「エコスタンディー」のラインアップ拡充

2011年07月28日 11:00

 近年、売場での販売競争の激化に伴い、POPを含めた店頭セールスプロモーションの重要性が高まっている。また、環境への取り組みは商品だけでなく、その商品を販売するための販促ツールにも求められるようになっているという。そのような中、凸版印刷は素材のすべてに再生材料を利用し、梱包箱をスタンドとして使用できる環境配慮型POP「エコスタンディー」のラインアップを拡充、7月27日より本格的な販売を開始する。

 「エコスタンディー」は、再生材料である段ボールを使用した環境配慮型のPOP。大型店舗ではウェルカムボードとして、中・小型店舗では販売カウンターや陳列棚などの販促ツールとして活用。また、梱包箱をPOPのスタンドとして使用できるため、紙の使用量を約30%削減したという。店頭で使用する際に廃棄物が出ないため、環境にやさしいPOPとして好評を博しているという。

 今回の拡充は、従来のストレート形状に加え、表現面が弧を描く「ラウンドタイプ」と、表現面が角度のついた2面構成になる「垂直タイプ」について、それぞれ大小2サイズをラインアップに追加。背面で三角すい状に固定支持する構造(特許申請中)により、これらの形状を実現させている。さらに、サイズや形状のカスタマイズ化にも対応、目的や設置スペースに合わせた幅広い展開が可となった。

 同社は、オリジナル形状の開発などにより今後も「エコスタンディー」のラインアップを拡充させ、2014年度に、エコスタンディーシリーズ全体で1億円を目指す。また今後も、ライフサイクル全体における環境負荷低減を推進し、持続可能な社会の実現に向け、より環境にやさしい製品・サービスを提供していく。