関東7都県の医師342人を対象にしたアンケートで、6割の医師が地元の放射線量の数値を具体的に把握し、半数以上の医師が自身の家族に放射能による健康被害が及ぶのではないかと不安を感じていることが分かった。
キューライフが7月12日から19日にかけて「地域の放射能が健康に及ぼす影響について」実施したもので、その結果、「食品は産地を選ぶ」「放射線量を測ってから幼児を遊ばせる」という回答も半数を超えた。
放射能が家族の健康に影響を及ぼすか不安があるかでは、13%がとても不安と答え、43%が少し不安と56%が不安を感じていた。また、地元放射線量の数値把握をしている医師は東京電力福島第一原発に近いほど比率が高くなり、茨城や栃木ではともに78.9%が時々チェックしている、あるいは知っていると回答していた。
一方、行政や東京電力の情報開示については信頼している人は29%にとどまり、71%はいいえと信頼していない旨を答えた。
(編集担当:福角忠夫)