今回のニュースのポイント
3日の東京株式市場は、前日に日経平均株価が1,741円81銭安と急落した反動から、短期的には自律反発を試す展開となりそうです。前日の米国市場ではニューヨークダウが594ドル83セント高と大幅に上昇したものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は207ポイント超の下落となっており、東京市場への波及は一方向にはなりにくい地合いです。さらに外国為替市場でドル/円が1ドル=161円台前半へと円高方向へ動いていることも重荷となります。本日は前日の急落に対する買い戻しが勝るか、それとも円高進行への警戒から戻り売りが優勢となるかが焦点です。
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3日の東京株式市場における最大の焦点は、今年最大の下落幅となった前日の大幅反落を受け、市場心理が落ち着きを取り戻して自律反発に転じられるかどうかにあります。前日の終値は68,733円15銭と、1日で1,700円を超える下落を余儀なくされました。短期的には急ピッチな下落に対する売られ過ぎ感から押し目買いや買い戻しが入りやすいものの、前日の後場に見られた戻り売りの圧力の強さを勘案すると、反発力がどこまで持続するかは慎重に見極める必要があります。
前日の米国市場は、主要指数で方向感がまちまちな展開となりました。優良株で構成されるダウ工業株30種平均は前日比594ドル83セント高の52,900ドル07セントと大幅に上昇した一方、ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は207.35ポイント安の25,832.67と下落しました。S&P500種株価指数は前日終値近辺でほぼ横ばいとなりました。ハイテク株の軟調さは東京市場の主要銘柄にも影を落としやすく、米国株高の恩恵をそのまま素直に享受しにくい状況をつくっています。
さらに投資家心理の慎重さを強める要因となっているのが、外国為替市場における円高方向への動きです。ドル/円相場は1ドル=161円09銭近辺と、前日の大引け時点と比較して1円以上の円高・ドル安が進行しています。これまで日本株の上昇トレンドを実質的に支えてきた強力な円安要因がやや後退していることは、輸出関連セクターをはじめとする主力の大型株にとって上値を抑える要因になりかねません。円高進行を受けた利益確定売りを、前日の急落で割安感が強まった銘柄への押し目買いがどこまで吸収できるかが焦点となります。
市場では、前日終値の68,000円台後半(68,733円15銭)の価格帯が当面の下値支持線として意識されるかどうかが最初の関門となります。寄り付き後に売り先行となった場合でも、この水準で下値を固める動きが見られれば、市場心理は徐々に落ち着きを取り戻すと考えられます。逆に買い戻しが先行して心理的な節目である69,000円台を早期に回復し、その水準を維持できるかどうかも今後のトレンドを占う重要なサインです。
3日の東京市場は、前日までの大幅な需給調整を経た買い戻しの動きと、円高進行に伴う手仕舞い売りとの激しい綱引きが中心となる見通しです。仮に寄り付き後の上昇局面で買いが続かず、再び68,000円台前半へと押し戻されるような展開となれば、高値圏の見直しや短期的な調整局面の継続に対する警戒感が改めて強まることになりそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













