専用駐車場モニターをかながわEVバイク普及推進プロジェクトが実施

2011年07月22日 11:00

 地球温暖化が深刻な問題となる中、近年、電気自動車(EV)への注目度は高い。EVとは電気モーターを動力源として動く自動車のことを指し、二酸化炭素を走行中に排出しないことから、環境に優しい移動手段としてその存在感は期待度も加わり増すばかりだ。

 そのような中ヤマハ発動機は、様々な側面からEVバイクの普及に力を注いでおり、2010年9月からは神奈川県と連携して「かながわEVバイク普及推進プロジェクト」に参画している。

 「かながわEVバイク普及推進プロジェクト」とは、神奈川県・マツダレンタカー・同社が主体となり、都市部における電動二輪車の有効的な活用方法やレンタルなどの新たなビジネスモデルの検証、体験機会の提供といったEVバイクの認知拡大と普及に向けた取り組み。その中の一つ、通勤等にEVバイクを利用する「パーク&チャージモニター事業」において、「充電設備のある駅前専用駐車場がEVバイクの普及に効果的」との仮説が抽出されたことから、それを検証すべく今回の専用駐車場モニター実証実験を行うことになったという。

 調査方法は、2ヵ月間EC-03(EVバイク)とJR平塚駅前EVバイク専用駐車場及び充電施設を無料で提供し、期間中は通勤・通学だけでなく自由に使用。利用方法、移動距離、ニーズなどを定量・定性的に調査する。場所は神奈川県内でも二輪車利用の多いJR平塚駅前の駐車場とし、グループA(2名)を2011年8月8日から9月30日、グループB(2名)を10月 3日から11月30日をモニター実施期間とする。