三菱電機と三菱電機ビルテクノサービスは三菱ビル設備オープン統合システム「Facima BA―system(ファシーマ・ビー・エー・シ ステム)」向けに、今夏の電力需給状況に対応した節電プログラムの提供を開始すると発表した。同プログラムを追加すると、通常の契約電力によるデマンド(使用電力)制御に加え、それぞれが設定する節電目標に沿って機器をデマンド制御できるようになる。
このたび提供の開始が発表された節電プログラムの特長は、個々で立てた節電計画に沿った電力のデマンド制御が可能であることや、空調や照明といった機器の消費電力を監視し、契約電力量と比較するだけでなく、予め設定した節電目標値との比較も可能であることなどが挙げられる。さらに、目標値を上回りそうな場合には、警報の出力や機器への電力供給の優先順位に従っての遮断を行ったり、時間帯ごとに節電目標値を設定することで、ピークカット対策も可能である。
尚、今回のプログラムの提供は、ファシーマサポート契約(遠隔収集したビル設備の運用データと現場情報を分析し、それぞれの顧客のビルに最適な運用プランを提案、中長期の省エネを実現するサービス。現在、加入数は50件)に加入している顧客に無償提供する。
(編集担当:宮園奈美)