ヤマハ発の電動自転車と、タカラトミーのリカちゃんのコラボが実現

2011年07月20日 11:00

 現在、健康志向やエコブーム、また法令改正などで電動アシスト自転車の販売数が顕著な伸びを見せている。2010年の電動アシスト自転車の国内出荷台数が前年比4.6%増の約38万台となっているという。

 その中でも電動アシスト自転車のパイオニア的な存在であるヤマハ発動機では、幼児2人同乗基準適合モデルが2010年度出荷台数前年度の約3倍と伸長している。この6月30日に発売した2011年モデルの「PAS リトルモア」は大容量8.1Ahバッテリーを搭載し、高機能チャイルドシートを標準装備した幼児2人同乗基準適合のモデルで、子育て世代を中心に支持を得ている。

 今回、「PAS リトルモア」の2011年モデル発売を記念して、タカラトミーの着せ替え人形「リカちゃん」とのコラボレーション企画を実施する。

 1967年の発売以来3世代に渡って高く支持されている「リカちゃん」は、人形だけでなく、様々な関連商品を買いそろえていくこともステイタスとされている。今回、コラボレーションに至った理由としてヤマハ発動機の担当者は「タカラトミーさんによると、自転車シリーズは人気アイテムであり、購入される率が他のアイテムと比較しても高いといいます。子どもを乗せ自転車に乗ったリカちゃん人形を開発するにあたり、そのモデルとしてリトルモアを参考にしたいとお話をいただいたことが今回のコラボレーションを行うきっかけとなりました。また、同社としては、子どものいる主婦をターゲットとしたPASと発売以来、44年にわたって高く支持されているリカちゃんがコラボすることで相互のターゲットに効果的なプロモーションが期待されると考えたからです」と語る。

 コラボレーション内容としては、8月に発売される「PAS リトルモア」をモチーフにした自走タイプのリカちゃん用自転車「PAS サイクリングリカちゃん」が、6月30日より9月30日に「PAS リトルモア」を購入するとプレゼントされるという。両社は今後、親子向けイベントなどに「PAS リトルモア」&「リカちゃん」の展示や、「PAS リトルモア」販売店店頭ツールへのリカちゃん登場などの企画も予定している。