トピー工業、発光面積割合98.8%のLED光天井システムを実用化

2011年07月08日 11:00

 トピー工業は7日、これまでになかった98.8%の発光面積割合を持つ新たな「LED光天井システム」の実用化を発表した。

 従来のLED発光パネル照明装置は、基盤を隠すために端部から20mm程度の光らない部分が必要となり、複数枚並べると光に継ぎ目ができていた。しかし、今回同社が開発した「LED光天井システム」は、同社の超薄型LED面発光パネルと光拡散技術を応用することで、表面材(ガラス面)端部までLEDの光を行き渡らせる構造を実現。幅480mm×長さ1,000mmのシステムユニットのうち、フレーム板厚2mm以外の表面材が全面発光(発光面積割合98.8%)することで、シームレス(継ぎ目のない)な光空間を提供する。

 さらにこの製品は、自社開発の超薄型LED面発光パネルを活用したことによって、蛍光灯型光天井の厚さ約400mm、従来のLED型光天井の厚さ約100mmに対し、35mmという飛躍的な薄型化を実現。低い天井内空間でも光天井を採用することができる。