東京ガスは7日、戸建住宅の屋根に設置した集熱部で太陽熱を集め、給湯や暖房に利用する太陽熱利用ガス温水システム「SOLAMO(ソラモ)」の、「後付け型」の新製品を発売することを発表。発売日は7月10日になる。
「SOLAMO」は、太陽熱集熱部、貯湯部、ガス給湯器を組み合わせた強制循環式の太陽熱利用ガス温水システムである。従来の「SOLAMO」は、湯をためる貯湯部に、補助熱源機として潜熱回収型高効率給湯器を内蔵した「給湯器一体型」であったが、このたび発売される新製品は、既設の戸建住宅に設置してあるガス給湯器を補助熱源機としてそのまま利用し、集熱部と貯湯部に接続する「後付け型」となる。既存のガス給湯器を補助熱源機として利用することで、導入コストを大幅に低減することが可能となり、「給湯器一体型」の約半額で導入することができる。今年6月15日発売した機種と合わせ、ノーリツ製、リンナイ製、ガスター製の各ガス給湯器に幅広く対応しているという。
環境志向の高まりの中、戸建住宅の建築の際の太陽光発電システムの搭載が一般化した昨今。新築に限らず「後付け」で導入できるこのエコシステムがどのような反応を受けるのか、注目していきたい。