酷暑が続くなか農林水産省は4日、都道府県に対し、農作業での熱中症対策に指導を徹底するよう地方農政局を通して求めた。先月23日には岡山で、畑での農作業中に熱中症で倒れた80歳の女性が亡くなっている。
対策として(1)日中の気温の高い時間帯を外して作業を行う(2)休憩をこまめにとり、作業時間を短くする等、作業時間を工夫する(3)水分をこまめに摂取し、汗で失われた水分を十分に補給する(4)気温が著しく高くなりやすいハウス等の施設内での作業中は特に気を付ける(5)帽子の着用や汗を発散しやすい服装をする(6)作業場所には日よけを設けるなど、できるだけ日陰で作業するように努める(7) 屋内では遮光や断熱材の施工等により、作業施設内の温度が著しく上がらないようにする(8)屋内の風通しをよくし、室内の換気に努める(9)作業施設内に熱源がある場合には熱源と作業者との間隔を空けるか断熱材で隔離し、加熱された空気は屋外に排気するよう、取り組みを求めている。
(編集担当:福角忠夫)