省内横断的な体制づくりへ国交省が組織再編

2011年06月29日 11:00

 国土交通省は省内横断的な体制を確立するため、7月1日付けで組織再編を図る。

 大畠章宏国土交通大臣は28日、閣議後の記者会見で「高速鉄道、水インフラ等の戦略的な国際展開を支援するための国際統括官の新設。水関連の行政の一元化を図るための水管理・国土保全局の新設。公共交通政策を総合的・計画的に推進するための公共交通政策部の新設」を特にその象徴としてとりあげた。

 また、今回の組織再編では「新たな政策課題等への対応とともに国際的な大きな変化にも対応できるよう体制強化を図る」とした。

 同省によると、国際統括官は高速道路、港湾、高速鉄道、水インフラなどの戦略的な国際展開の支援強化のための国際分野に係る省内横断的な体制の確立を図るものとしている。

 また、成長戦略の土台となる国土インフラストック形成に係わる不動産業や建設産業行政と土地行政の一元化を図るため「土地・建設産業局」を新設するほか、「国土政策局」「都市局」など新たな局を設置し、系統だった政策展開ができるよう、体制の強化を図るとしている。