国税庁によると平成22年分の所得税の確定申告者は2315万人となり、21年より52万4000人減少した。2年連続での減少となった。
また、申告納税額も2兆2431億円と前年(2兆2725億円)より2.3%減少した。こちらは20年から3年連続しての減少となった。
さらに個人事業者による消費税の申告件数では131万9000件となり、納税申告額は3862億円と事業者消費税免税点が1000万円になった平成17年(4901億円)をピークに、5年連続して申告額が減少した。特に、17年と比較すると22年は1039億円も減少しており、個人事業者を取り巻く経営環境の厳しさを物語っていた。
(編集担当:福角忠夫)