新閣僚顔ぶれ決まる 原発事故収束担当相も

2011年06月28日 11:00

 枝野幸男官房長官は27日、東日本大震災復興基本法施行に伴う閣僚など関係人事を発表。同日夜、宮中で国務大臣に対する認証式が行われた。

 枝野官房長官は同日付で松本龍国務大臣(防災担当)が東日本大震災復興対策担当大臣を兼務するとした。これに伴い、松本龍氏に対する環境大臣の職を解き、江田五月法務大臣が環境大臣を兼務する。

 また、細野豪志総理補佐官を国務大臣に任命し、内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全及び節電啓発担当、原子力発電所事故の収束及び再発防止担当)とする。

 これに伴い、蓮舫国務大臣の任を解き、かわって総理補佐官に任命。消費者・食品安全及び行政刷新担当とする。行政刷新担当の内閣府特命担当大臣は枝野官房長官が兼務する。

 また、亀井静香国民新党代表を総理補佐官に任命し、内閣の重要政策全般についての助言担当とする。

 また、馬淵澄夫総理補佐官を「願により免ずる」とした。

 このほか、平野達男内閣府副大臣を復興担当副大臣に、阿久津幸彦内閣府大臣政務官を復興担当大臣政務官に。津川祥吾国土交通大臣政務官を岩手現地対策本部長に、末松義規内閣府副大臣を宮城現地対策本部長に、吉田泉財務大臣政務官を福島現地対策本部長に就任させた。

 また、自民党議員だった浜田和幸参議院議員を総務大臣政務官に任命。東日本大震災復興対策本部本部員とした。菅直人総理は「浜田氏の震災復旧・復興へ自らの力を発揮したい、との思いが伝わり、そういうことであれば、是非一緒に携わって頂きたいとの思いで(任命した)」と同日夜の記者会見で語った。

 このほか、枝野官房長官は内山晃総務大臣政務官については「願により免した」こと、東日本大震災復興対策本部事務局長には峰久幸義前住宅金融支援機構副理事長が就任することとなったことを発表した。
(編集担当:福角忠夫)