法案、予算審議しっかりの70日間と岡田幹事長

2011年06月28日 11:00

 菅政権が自民党の浜田和幸参議院議員(58歳、鳥取県選挙区)に対し復興担当政務官への就任を打診したことに対し、岡田克也民主党幹事長は27日、「閣僚及び政務3役(選任)は総理の専権事項だが、意志疎通はしていた」として、浜田氏への打診は理解の範疇にあることを示した。

 その上で、1本釣りのような格好になるため、自民党との関係がより厳しくなるのではないかとの懸念の声が党内にあることについては「サイは投げられたわけで、最善の努力をしようと党役員会で話した」と語った。

 岡田幹事長は70日間の会期が第2次補正予算、公債特例法案、再生エネルギー促進法案など、重要案件を審議する70日間になる、として「ある意味、仕切り直しでもあり、新しいメンバーを加える中での70日間である。法案、予算の審議をしっかり進めていきたい」と語った。

 浜田和幸参議院議員は国際政治経済学者。6月23日の自身の公式ブログでは「コップの中に争いほど無駄なエネルギー消費はないだろう」と政局争いしている状況でないと綴っていた人物。
(編集担当:福角忠夫)