昨今、各業界のそれぞれの企業が企業活動を行っていく中、環境に対する取り組みは外すことができない重要な要素となっている。自動車大手のホンダは、これまでに、独自に目標を設定するなど、環境保全活動を積極的に推進してきた。たとえば、2006年には全世界で販売する二輪車・四輪車・汎用製品のCO2排出量を2010年までに10%低減(2000年比)するという目標を掲げており、すべての製品で目標を達成している。
そんな中で同社は、「環境年次レポート2011」を発行し、気候変動やエネルギー問題への対応として2020年に向けたCO2低減目標を定めるとともに、新たなグローバル環境スローガン「Blue Skies for Our Children」を定めることで、ホンダ環境ビジョンに掲げた「自由な移動の喜び」と「豊かで持続可能な社会」の実現を目指すことを21日に発表した。内容としては、全世界で販売する製品のCO2排出量を2020年まで30%(2000年比)低減することと、生産時やサプライチェーンを含めた企業活動全体でのCO2排出量の低減に向けた取り組みの強化だ。さらに、モビリティーと暮らしの総合的なCO2排出を低減するエネルギーマネジメント技術の進化にも取り組んでいくという。
同社は今回の発表にて、今後の世界各地の社内外における環境関連での活動や情報発信の際に、このグローバル環境スローガンを積極的に活用していくと伝えている。