国土交通省によると、東北地方太平洋沖地震に伴う地殻変動や津波により、岩手県沿岸部で発生した地盤沈下は海抜0メートル以下の面積が地震前の1.8倍にあたる0.6平方キロメートルに広がったという。22日、発表した。
これは航空レーザ計測により得たデータから岩手県沿岸の地盤高を把握し、海面との高さの関係を整理して分かったもので、大潮の満潮位以下の面積は地震前の3.2倍に広がり、3.5平方キロメートルになっていた。
また、過去最高潮位以下の面積も8.1平方キロメートルと地震前に比べ2.3倍になっていた。(編集担当:福角忠夫)