黒田電気は「攻めの姿勢で展開する」をスローガンに環境貢献にも積極的に取り組んでいるが、その活動の一環として主に関東地区の社員を中心に2008年に「企業の森・黒田電気(青梅)」を開始。その後、この森づくり活動をさらに関西地区にも拡大すべく候補地を検討してきたという。
検討の結果、兵庫県が実施する「企業の森づくり制度」に参画することとし、2011年4月26日に兵庫県、川西市、緑化推進協会の4者間にて「企業の森づくり活動への取組みに関する協定書」を締結。菊炭の里として有名な兵庫県川西市黒川で森づくり活動をすすめることになった。同地域は北摂と呼ばれる大阪の北部と隣接した場所で、大阪中心部から車で40分ほど。室町時代より茶道に使われる菊炭(池田炭)の産地として発展してきた地域で、今でもその頃の里山の景観を保っており、春になると絶滅危惧種に指定されているエドヒガン桜が咲くという。
同社は今後10年間、生物多様性の確保、景観の保全に配慮しつつ、森林を整備し、また社員同士の交流、地域の関係者との交流の場として活用して行きたいと考えている。