ヤマハ発、幼児2人同乗基準適合の電動アシスト自転車PAS新発売

2011年06月14日 11:00

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ヤマハ発動機は、幼児2人同乗基準適合2011年モデルとして、「PASリトルモア」、「PAS RaffiniL(ラフィーニ エル)」、「PAS Raffini S(ラフィーニ エス)」と3機種を6月30日より発売すると発表した。

 今年に入り、電動アシスト自転車「PAS」のラインナップ充実を図ってきたヤマハ発動機は、幼児2人同乗基準適合2011年モデルとして、「PASリトルモア」、「PAS RaffiniL(ラフィーニ エル)」、「PAS Raffini S(ラフィーニ エス)」と3機種を6月30日より発売すると発表した。

 新モデルの主な特長としては、子供を乗せても安心して使用できる子乗せ専用設計で、バッテリー交換の目安であるサイクル寿命が700から900サイクルと従来モデルの約2倍に大幅に向上しているところだ。またバッテリーの残量や走行速度がひと目でわかるデジタルメーター付のメインスイッチを採用し、外出先での安心感を高めるともに、利便性が向上している。

 中でも、「PASリトルモア」は、前輪に22型のタイヤを採用。低重心化し、ハンドルの回転軸上に、チャイルドシートの重心をおき、ふらつきにくい設計としている。また、標準装備のチャイルドシートに、子供の成長に合わせて高さを最大18センチ無段階に調節できるヘッドサポート、および6段階に調節可能なフットレストを搭載。コントロールのしやすさを向上させた新開発のスマートコントロールブレーキをフロントに備えているという。

 これまでのPASシリーズでは、同社独自の制御技術を活かし、モデルごとに最適なアシスト力・バッテリー容量・走行距離を設定。車体デザインやカラーなどもユーザーの要望に応じた豊富なバリエーションを用意してきた。今回の幼児2人同乗基準適合モデルでは、搭載バッテリー容量を8.1Ahと4.3Ah(PAS Raffini Sのみ)とし、「バッテリーの大容量化」と「購入しやすい価格」という、消費者の2つの要望を満たす仕上がりとなっている。

 同社では今後も、地方自治体との連携に加え、EV普及に欠かせない、充電インフラ整備や次世代の都市づくりなどの活動に積極的に取り組んでいく方針だ。