パナソニックは26日、環境配慮型の街づくりやスマートシティ・プロジェクトで先進的な取り組みを進めるアクセンチュア株式会社、オリックス、日本設計、住友信託銀行、東京ガス、パナホーム、三井不動産、三井物産の8社とともに、「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン(以下:Fujisawa SST)」構想の実現に向けた事業検討を行っていくことを発表した。
「Fujisawa SST」は、昨年11月17日にパナソニックと藤沢市の間で構想の基本合意が締結されたスマートタウン・プロジェクトで、プロジェクトの実施場所はパナソニックの藤沢工場跡地となっている。「Fujisawa SST」では、くらしのエコアイディアを活かしたサービスやエネルギー機器の街全体への導入によるスマートタウンならではの新しい街区開発に取り組み、各開発事業者・メーカー・サービス事業者が一体となって、1,000世帯規模の新しい街づくりと、2013年度の街びらき、および2018年の全世帯入居を目指す。尚、藤沢市は、環境行動都市のモデルプロジェクトとしてグローバルに発信すべく、地域連携を含むプロジェクトの推進に協力する。
プロジェクトの概要としては、開発・分譲後のエコで快適なくらしやサービスを起点としたマスタープラニングの設計、街区全体でのインフラ・設備の最適設計・導入による「最初からつながる街」の実現。そしてスマートタウンならではの次世代のくらしを実現するサービスのモデル作りなどが挙げられ、太陽光発電システムと家庭用蓄電池をすべての住宅・施設・公共ゾーンなど、街区全体に標準装備するなど、世界に先駆けた取り組みを行っていく。