求められる節電に個人はこの夏、どう対応するのか、民間調査機関の調べで、84.4%が電気をこまめに消す、59.6%が使わないコンセントを抜いておく、52.6%が冷房温度をあげようと思うと日常の中で、こまめにできる節電に努める意向であることが分かった。中には、夏用下着・クールビズで対応する(29.2%)、扇風機を購入する(21.8%)、電球をLEDにかえる(16.8%)などもあった。
これはメディアインタラクティブが5月27日から30日の4日間、全国の成人を対象に省エネ・節電に関する実態調査を行ったもの。500人から有効回答を得た。
それによると、節電商品を1年以内に購入する予定の有無では、回答した468人のうち、30.6%がLED電球をあげ、16.9%が扇風機の購入をあげた。他に、省エネ・テレビ(5.6%)、省エネ・エアコン(5.1%)、省エネ・冷蔵庫(3.8%)、エコカー(2.8%)があった。
省エネにかける予算では100万円以上が0.6%、50万円以上100万円未満が0.6%、10万円以上50万円未満が3.4%、5000円から1万円未満が最も多く25.4%だった。お金は使わないは17.5%になっていた。
同社では「想定予算の中央平均値で3万7000円になった」としており、「成人人口約1億人であることから、3兆円規模の消費が想定される」と分析している。(編集担当:福角忠夫)