凸版印刷と東洋製罐は25日、今年3月末に締結した基本合意に基づいて、リチウムイオン二次電池用外装材事業を手掛ける新合弁会社「T&Tエナテクノ」を今年6月1日に設立することを発表した。出資比率は凸版印刷が51%、東洋製罐が49%となっている。
このたび設立が発表されたT&Tエナテクノは、両社の協業によってソフトパック(アルミラミネートフィルム)、ハードパック(金属缶タイプ)、ソフトパック用メタル保護ケースまで、リチウムイオン二次電池用外装材のあらゆる種類をフルラインアップ。両社の技術とノウハウを融合することで開発基盤を強化し、競争力の高い製品をタイムリーに供給する上、製造・販売機能を持つ一貫体制を構築し、世界初のトータルサプライヤーとしての地位を確立することを目指す。