購入時期によってスマホの使い方に変化

2011年05月26日 11:00

 博報堂DYホールディングスのグループの横断型組織である博報堂DYグループ・スマートデバイス・ビジネスセンターは、10代から60代までのスマートフォンユーザーの実態を把握する調査を実施した。

 今回の調査では、「最初に購入したスマートフォン」をもとに、ユーザーを3つの世代に分類し、世代間の比較を行った。まず、「iPhone3GもしくはiPhone3GSを最初に購入」したグループを第一世代、「iPhone4を最初に購入」したグループを第二世代、「Android端末を最初に購入」したグループを第三世代と設定。第一世代では、アプリや音楽再生、スケジュール管理などのスマートフォンならでは機能を活用し、スマートフォンを従来型携帯電話とは全く別物として購入していた。また、第二世代は、ネットやSNS、写真撮影・閲覧などを積極的に活用する一方、第三世代は、通話やメールなどを中心に活用し、従来型携帯の機能を重視してスマートフォンを購入していることがわかった。

 さらに、震災後の利用方法にも違いが表れている。第一世代は、第一にSNS、第二にニュースの閲覧、第三に電子書籍の閲覧の利用頻度の上がったと回答。第二世代は、通話機能をよく利用することになったと答え、次いでニュースの閲覧、SNSという結果になった。第三世代においては、第一にニュースの閲覧、第二に通話、そしてワンセグ視聴の利用が増えたという。

 このように、世代間によってスマートフォンの利用の仕方は様々である。今後、益々アプリや新機能が搭載されるようになれば、さらに新しい使い方をする世代が表れると考えられる。