NECとOKI、製品含有化学物質管理ソリューションで連携

2011年05月18日 11:00

 沖電気工業(以下OKI)と日本電気(以下NEC)は、OKIの製品含有化学物質情報システム「COINServR-COSMOS-R/R」をNECのJAMP認定の商用アプリケーションサービス「ProChemistR/AS」に接続する新機能を開発し、製品化している。これによりユーザーは、スムーズなJAMP情報流通基盤への接続が可能となるという。

 2007年に施行されたREACH規則は、EUへ輸出される製品に含まれる化学物質情報の登録や情報開示を義務付けるもの。対象となる化学物質は約3万種とも言われており、企業はこれまで以上に厳格な化学物質情報の管理を行う必要がある。また、本規則に対応するため、企業は効率よく化学物質情報の収集・管理を行うことのできるITシステムを構築することが重要となっている。

 「COINServ-COSMOS-R/R」は、OKI社内での化学物質管理の運用ノウハウをもとに開発された製品含有化学物質情報システム。RoHS指令およびREACH規則に対応しており、製品構成部品のデータベースや自社加工で使用する材料データベースなどと連携でき、設計・開発から製造・出荷まで一貫して化学物質情報を管理するという。さらに調査フォーマットは、業界標準のJAMP AIS およびJGPSSI Ver.4に対応している。

 一方、「ProChemist/AS」は、JAMPグローバルポータルに接続する商用ASであり、ユーザーは、インターネット上でクラウド型の含有化学物質管理が可能だ。また、「ProChemist/AS」のユーザーだけでなく、JAMPグローバルポータルに接続する他社の商用ASおよび自社ASのユーザーも含めた化学物質情報の入手・提供が可能となるという。

 今回、OKIとNECはJAMP情報流通基盤を利用した円滑な情報伝達を実現するため製品含有化学物質管理ソリューションで連携し、「COINServ-COSMOS-R/R」を「ProChemist/AS」に接続する新機能を開発。これにより「COINServ-COSMOS-R/R」のユーザーは、「ProChemist/AS」を通じてJAMPグローバルポータルへのシームレスな接続が可能となり、JAMP情報流通基盤を利用する企業の化学物質情報を収集することができるという。また、JAMPが構築した仕組みを利用することで、サプライチェーン全体で効率的な情報の収集・管理を行うことが可能となり、スムーズな情報伝達を実現する。今後も両社は、産業界における環境リスク管理に貢献できるよう、製品含有化学物質管理ソリューションの提供を行っていく。