三菱電機は11日、スマートグリッドに対応したHEMS(Home Energy Management System)の実証実験を、神奈川県鎌倉市大船に建設した「大船スマートハウス」にて5月から開始することを発表した。
今回開始されるのは、日々の暮らしに対応した節電・快適・安全・安心システムの開発・実証を目的とし、生活パターンに基づいた節電・ピークシフト制御、太陽光や自然風をはじめとした自然エネルギーを最大限に活用したゼロエミッション制御システム、生活パターンの変化の検出による安全・安心システムの実証実験。さらに、宅外と連携して遠隔監視や地域情報配信などを行うホームゲートウェイの運用上の課題や、スマートハウス居住者の要望を取り入れた新たなアプリケー ションの自動ダウンロード機能の検証を行うという。
そういった実証実験を行うため、「大船スマートハウス」には同社の最新の自然エネルギー活用機器、および高効率住宅設備・家電機器と節電・快適・安全・安心制御システムを設置。同社は、今回の実証実験を通じ、さらなる省エネ意識の高まりに対し、節電やピークシフトを実現するとともに、居住者の暮らしを見守り、安全・安心を提供するシステムの早期実用化を目指すとしている。