大和ハウス工業は2日、東日本大震災の被災者と被災地に対する復興支援の一環として、「ダイワハウス住宅復興相談センター」を岩手(釜石市・宮古市)、宮城(名取市・岩沼市)、福島(鏡石町)の3県・5箇所に開設した。同センターは、住宅に被害を受けた被災者が新築や建替え、リフォームなどの相談を行う場所として開設されたもので、被災エリアで地域に密着した営業展開と復旧支援を行う。今後も、栃木、茨城の両県にも順次開設していく。
さらに同社は、東北地方(青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県)に在住、もしくは関東地方で罹災証明(自然災害などにより住宅などが損壊した場合、各自治体が一定の基準に基づき判定し、証明するもの)を取得した人を対象に、戸建住宅の新商品「xevo K(ジーヴォ・ケイ)~絆(きずな)~」(軽量鉄骨造)を同日より発売した。「早く・お求めやすい価格の高耐震住宅」がコンセプトとなっている同商品は、戸建住宅「xevo」の特長である「外張り断熱通気外壁」などの基本性能はそのままに、「長期優良住宅認定制度」においても標準仕様で適合。住宅性能表示制度の耐震等級においても最高等級「3」を実現。さらに、プランを50プランに集約することで、工期も着工から竣工まで約2ヶ月と短縮し、コストダウンを実現するなど、震災によって被害を受けた被災者のニーズに応えるための緊急対応商品となっている。