カプコン、スマフォ向けソーシャルゲーム開発・配信の子会社を設立

2011年04月26日 11:00

 カプコンは、19日、日本およびアジアにてスマートフォン向けソーシャルゲームの開発・配信を行う子会社「ビーライン・インタラクティブ・ジャパン」の設立を発表した。

 カプコンは2009年以降、スマートフォン向けソーシャルゲームの開発に注力しており、これまでに欧米の子会社を中心に海外向け「Smurfs’ Village」、「Zombie Cafe’」、「Lil’ Pirates」などを配信。3タイトルのダウンロード数が計1,500万件を超えるなど、ビジネスの確立に成功してきた。今後はさらに、家庭用ゲームの顧客層とは異なる、こういったライトユーザーの獲得をさらに目指し、同社の人気シリーズ以外のオリジナルコンテンツを携帯端末で配信するセカンドブランド「ビーライン」を立ち上げる。さらに、新たな戦略子会社を設立しアジア地域での拡大を図ることで、コンシューマ・オンラインゲーム事業に次ぐ第2の柱となるよう注力していく。

 今回設立に至った背景には、スマートフォンが新たなゲームプラットフォームとして急成長を続ける、近年のゲーム市場の急激な変化がある。スマートフォンは2012年にはパソコンの普及台数を超えるプラットフォームになるとも見込まれており、スマートフォン市場の中で約50%を占めるソーシャルゲームが成長の原動力となっている。スマートフォン市場およびスマートフォン向けソーシャルゲーム市場の急激な拡大が、今やゲーム業界にとって無視できない存在となっている。