日立マクセルは20日、ハウジング部分に京セラが開発した装飾用素材「京都オパール」をあしらったジュエルスタイルヘッドホン「HP‐CN32」を4月25日に発売することを発表した。「京都オパール」は、天然のオパールと同様の多彩な輝きを持ちながらも、多様な形状に加工が可能という特長を持つ。同製品にはこの「京都オパール」を2つあしらい、その輝きを引き立てるため、日本の伝統色である「艶紅(つやべに)」「銀鼠(ぎんねず)」「漆黒(しっこく)」「朱鷺色(ときいろ)」「深紫(こきむらさき)」など8色を採用。さらにカラーイヤーピースとカラーコードを組み合わせることで、優雅で可憐な”和”の雰囲気あふれるデザインに仕上げられている。
一方、ビクターは3月28日に、クリアカラーのアウターボディがインナーボディを包み込む「2重構造」を採用することによって雫(しずく)のようなデザインを実現したヘッドホン「HA-FX18」を4月下旬に発売することを発表している。同製品は、「アクアブルー」や「オーシャングリーン」、「トワイライトパープル」など、すべて透明感あふれる8色で展開。コードとイヤーピースも、自然をイメージして本体色とコーディネートされている。
両製品のような、まるでアクセサリーと見紛うようなヘッドホンが続々とリリースされている背景には、携帯音楽プレーヤーやスマートフォンなどの利用者の増加によって音楽を楽しむシーンが多様化していることに加え、そういったユーザーがデザイン性の高い個性的なヘッドホンをファッションの一部として楽しんでいることが挙げられる。