東洋大学は、4月26日から28日まで3夜連続で東日本大震災に伴う問題のシンポジウムを開催する。シンポジウム当日は「電力」「防災」「放射線」の3分野を専門とする教員が、問題提起を行いディスカッションを行う。初日となる26日は、「今後のエネルギー・電力供給とその対策をどうみるか」をテーマに、5名の教授が各15分間のプレゼンテーションを実施。2日目は「人智を超える天災を見据えて-確かな防災と安全対策を考える」、3日目は「福島原発による放射線問題-放射線に関する基礎知識と健康問題を考える」をテーマに1日目同様の構成で実施される予定だ。
また、大阪大学においても各分野の専門家が集まり、29日にシンポジウムを行うことを決定した。東日本大震災に対し、大学教授と一般市民が集い、共に考え、発信する。プログラムは「いま」と「これから」で構成され、かつての被災体験をどのように活かし、何ができるのかを4時間かけてディスカッションするという。
今回の東日本大震災を経て、自分に何ができるのか、何をするべきなのかを模索することは多くあったであろう。それを、より多くの人と論議することで、今後自分がすべきこと、これからに備えることが明確になるのではないだろうか。