「塩むすび会津産こしひかり」を商品名にしながら、一部で産地や品種の違う精米の入った商品を一般消費者市場に出して販売していたとして農林水産省は13日、日東ベスト(山形県寒河江市幸町4-27)に対し、表示の是正と再発防止策を講ずるよう指示した。
関東農政局などの同社爽健亭事業本部横浜工場への立ち入り検査で分かった。改善について、5月13日までに農林水産大臣に提出するよう求めている。
農林水産省の発表によると、同社は「塩むすび会津こしひかり」との商品に産地や品種の違う精米が入っているのに昨年7月6日から11月1日までの間に58万9258個を製造し、取引先販売業者の店舗に出荷販売していたとしている。また、「塩むすび会津こしひかり福島県産特別栽培米」とした商品についても会津産こしひかり以外の産地の精米や品種米が入ったものを今年1月4日から2月18日までに16万7934個製造し、出荷販売していた事実を確認したとしている。(編集担当:福角やすえ)